風邪も治って、やっとblog復活です。そして、やっとNY日記も最終回。
Sep 22, 2006
いよいよ滞在最終日。
いつものように、ブロードウェイの中央分離帯のベンチに座って朝ごはんのベーグルを頬張りコーヒーを胃に流し込んでから、開館直後のMoMAへ。
じっくり見ていると日が暮れてしまうので見たいものを絞って行くわけだけど、写真のフロアと大好きなゴッホの「月星夜」をメインにあとはさらっと流そうという計画は、入り口でチケットをもぎってもらった瞬間にあっさりと崩れ落ちる。
おおきな窓から差し込む光が、キレイすぎるのだ。
さっそくRolleicordでばんばん撮りまくる。これでは、アートを観にきたのか写真を撮りにきたのかわからないね。。。
(ちなみに、NY以外ではわからないけど、こちらの美術館ではフラッシュ無しの写真撮影は大概OKなのです)
写真の教科書があったら当たり前に載っていそうな巨匠のオリジナルプリントを「おおお」と震えながら観、ローライで「カシャ」と撮りつつ、ピカソとかセザンヌとかそれこそ美術の教科書に普通に載ってる作品を通り過ぎ、ゴッホの「月星夜」の前にたどり着く。
美術の学校を卒業したくせにファインアートにはあまり興味がないのだけど(専攻がデザインだったせいもある)ゴッホだけは理由抜きで大好き。ここにくると毎回この絵とモネの「睡蓮」の前でひとやすみしてしまう。
印象派の絵画に描かれている「ひかり」って、写真を撮るようになってから、ああ、こういうことなのかってわかるようになってきた。
そうそうMoMAは2Fの書籍コーナーでも一日中過ごせる位の充実度。おおきな机と椅子があり、ちょっとした図書館のよう。確か金曜の夕方からは入場料がタダになる。こっちに住んでいたら絶対毎週通ってしまうだろうなぁ。
予定の時間を大幅にオーバーして次の目的地へ。ブルックリンに行こうかチェルシーのギャラリーに行こうかSOHO界隈を散歩しようか、はたまたミュージカル「RENT」のチケットをtkts(ミュージカルの当日券専門のディスカウントチケットショップ。白地に赤文字の看板と長〜い行列で有名です)で手に入れてからどこかに行こうかさんざん迷ったあげく、最初に来た地下鉄の行き先で決めることに。結局ダウンタウン行きのCラインに乗りWest 4thで下車、グリニッジビレッジからSOHOまで写真散歩。大好きな散歩コースなので何回来ても飽きない。途中洋服屋さんや歩道のアクセサリーを売る屋台をひやかしつつ、SOHOの北のブロードウェイ沿いにあるライカギャラリーへ。先日一緒にランチ&お茶したNY在住のHIROさんに教えてもらったとおり、ビルの上からおなじみの赤いロゴの旗が下がっているので場所はすぐわかる。
エレベーターで5Fに上がると、入り口でたくさんのライカカメラが出迎えてくれた。カウンターのおじさんに"Hi!"と挨拶して奥に進むと、ブラインド越しに西日の差し込む気持ちのいい空間が広がっていた。写真を観るのに西日っていいのかなぁと思いつつ(ホントはギャラリーや作品をつくるアトリエなんかは太陽の向きに光の左右されない北側に窓があるのがお約束)、でも古いビルに似合うやさしい光はNYにいることを忘れさせてくれる。展示はErich Lessingの1956年のハンガリー革命に揺れるブタペストの街と人々の写真(だと思う。自分の英語力、そして世界史力?に自信ナシ。あ、ちゃんと世界史履修してるし成績は10段階で9だったけど)。粒子の荒い画から当時の不安定な空気が伝わってくる。
白い壁いちめんに写真が埋め尽くされていて、これがタダ観でいいのかしら?という感じ。上のほうには過去に展示された写真らしきものが、作家ごとに一点ずつ飾られている。視力があまり良くないので作家名がわからないものもあったけど、たくさん写真が観れてかなりお得。
帰りにライカのロゴ入りトートバッグ($8ナリ)と大好きなエリオット・アーウィットのサイン入り写真集を手に入れ大満足。このバッグ、帰国してからいろんな所に持ち歩き、会う人みんなに「あ!」と言われることになるのだけど。。。
その後、ギャラリーを後にして東に向かいながらまた写真散歩。イーストビレッジのはじっこのほうまで歩く。老いも若きもみなパンクファッション。犬までパンキッシュな首輪。NYって、エリアごとに生息している人たちがガラッと変わるのが飽きない魅力だと思う。もちろん、危険だと言われているエリアには近づかないようにしているけどね。
日も暮れたのでハウストンストリートを超えてリトルイタリーの端まで歩き、9月中旬に開催される名物のサン・ジェンナーロ祭をちょっとだけ見学。この界隈は最近チャイナタウンにどんどん浸食されて、だんだんエリアが狭くなっているそうだけど、このお祭りだけはものすごい人出。屋台がたくさん出ていて、ぬいぐるみやらサッカーイタリア代表のユニフォームTシャツやらが売られていたりステーキサンドウィッチやピナコラーダ(のアルコール抜きバージョン)が売られていたりで、アイテムは違えど日本のお祭りとなんだか雰囲気が似てる。夏の終わりにふさわしい、なんだか懐かしい空気にふらふらしながらホテルに戻る。
今回は今までで一番長い、8泊10日の旅。でも2日間はNY以外の場所に行ったし、行きたくても時間をさけなかった場所がたくさんある。単なる観光でもなく、かといってそこに暮らしているときっと毎日の生活でいっぱいいっぱいになってしまって気づかないであろう風景にたくさん出会えた。まだ訪れていないエリアは、心残りをそぉっと胸にしまいつつ次回の宿題としてとっておこう。
しっかし、洋服、雑貨、カメラ、写真集、お土産…、いや〜買った買った。
よくスーツケース閉まったなぁぁ。追加料金とられるかとヒヤヒヤしたけど大丈夫だった。ホッ。
帰りのフライトは迷わずエコノミープラスにアップグレード。10月でユナイテッドはNRT-JFK路線から撤退するのでこのフライトがUAの直行便の乗りおさめです。NWも去年この路線から撤退したので選択肢がだいぶ狭くなりました。次回からどこのエアラインにしようかなぁ。。。



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