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お見舞いにゆく

週末を利用して、US土産を手にして実家に帰省するついでにお見舞いに行ってきた。
病院は県北でいちばんの設備を備えた大病院なのだけど、そこが新築ピカピカの綺麗な施設であれ、ぼろぼろの古い建物であれ、
病院という場所は、健康な人間さえも何かすこし弱らせられるような、独特な匂いがただよっているような気がする。

その人は思ったより元気で、わたしが病室に入って行った時はちょうど部屋の中を歩き回っていた。ちょっと拍子抜けしたけど、げっそりと痩せた躰をまっすぐ見つめることは正直できなかった。

病院からの帰り道、今回は送迎の「足」がないのでタクシーに乗る。病院から自宅まで料金が2400円位なのにビックリ。北関東はクルマ社会なのでバスなどの公共交通網はないに等しい。JRは走っているけど、新幹線が長野まで延びて在来線は更に不便になってしまった。ちなみに高校時代は片道6kmの自転車通学、だいたいここの病院までと同じ位の距離。クラスメイトの中には片道12kmのチャリ通という強者!もいた位だ。
自宅の裏まで来ると運転手さんが「前にお母さんを乗せたことがありますよ!雨が降った後で庭がぬかるんでる所にクルマが入っちゃって、あの時は大変なことになっちゃいましてね〜」なんて言うので、更にビックリ。以前母が「運転手さん、わざわざ車から降りてくれて、ドロドロの土を直してくれたんだよ」と話していたのを思い出した。

日曜の昼間。父も弟も仕事で、母も出かけてしまった。がらんと広い家、なんだか気持ち悪い。少し前なら昼寝している祖母の気配もしたのにね。
去年、両親が揃って入院した時から、何か家の空気が変わってしまったように感じるのは気のせいだろうか。母の趣味で育てている、庭に咲く白いバラや牡丹の花が妙に大きくて、主の不在を持て余しているように感じた午後だった。
飼い猫のクロだけが、いつものように座布団の上で丸くなって、かったるそうにみどりの目でわたしを見つめていた。

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