« 乙女の金沢 | トップページ | 八重山にっき 石垣島編 »

八重山にっき 竹富島編

2007.11.11 - 11.13 竹富島

初めての沖縄。那覇も石垣も乗り継ぎだけで、離島桟橋から船に乗って竹富島へ。
ただのんびりしたいだけ。他に目的はなにもない旅。
ANAの機内でずっと流れていた沖縄ミュージック、Kiroroとてぃんがーらのうたがやわらかい海の色と重なって、ずっと耳から離れない。
日中は日帰りの観光客でぎっしりの水牛観光車で賑わっているけど、石垣島に戻る最終便が出てしまうと、島はゆったりとした時間につつまれる。自転車で集落をぐるぐる廻っていると、なんだか実家に帰ってきた気分。昔うちで飼ってた白黒猫にソックリな子が、珊瑚でできた石垣の上で寝ている。
夕食の後は同じ民宿に泊まっているみんなと宴会。「やきそばちゃん」という栄光のニックネームをいただく。酔っぱらったメンバー一同、満場一致で西桟橋ま で星を見にゆく。天の川も蛍も、生まれてはじめて見た。今日知り合ったばかりの6人が、昔からの仲間みたいに一緒に星を見ている。奇跡のような夜だった。
次の日も、その次の日も、海は青くて穏やかで、何も考えずに自転車で島中を走り回っていた。大人の夏休みって感じだなぁ。。。


_0012276

_0012305

_0012265

_0012325

_0012338

_0012401

_0012385

_0012430

_0012413

_0012283

_0012286

今日の日記、実は帰って来てからすぐに勢いで書いた文章なので、長くとりとめのない文章になっちゃいました。続きはお時間のある時に、どうぞ・・・

2007.11.11

8:55HND発、まずは那覇に向かう。機内サービス11月限定の「トロピカーナ・白ぶどうジュース」をおかわりし、「翼の王国」を読み(大好きなのだ)、少しウトウトしているうちに那覇に着く。空港は自衛隊と共用になっていて、訓練機や輸送機らしい機体が滑走路の隣に並んでいる。ちょっと興奮だ。
飛行機を降りるといきなり暑い。ターミナルは冷房が効いているはずなんだけど、どことなくもわんとした空気はやはり東京とはギャップがあるな。乗り継ぎの石垣行きの出発時間まで少し時間があるので、帰りの買い物に備えてお土産屋をチェックしておく。

石垣までは小一時間のフライト。あっという間だった。後ろに座っている修学旅行の男子高校生の食べていた幕の内弁当のにおいがとてもおいしそうだった。私、お昼は野菜ジュースだけなんですけど。。。
石垣空港から港まで乗ったバスは、運転手のおねえさんが宮里藍そっくり。ローカルのラジオ番組が流れていて、何を言っているのか全くわからない。本当に沖縄、しかも那覇から何百kmも離れた八重山にやってきたんだなぁ、と実感。
離島ターミナルから連絡船に乗って竹富島へはあっという間。港に出迎えてくれた民宿の車の影で白黒猫が寝ている。まだ夏のような陽気だ。迎えにきてくれたおばちゃんによると、前の週はずっと雨、前日も曇ったり降ったりで、本格的に晴れたのは今日からだそうだ。ツイてるなぁわたし。晴れ女パワー全開だ。宿に着く早速ローライフレックスにフィルムを詰め、自転車を借りて出掛けてみた。集落の中心をぐるぐる。あまりにも有名な赤い屋根とさんごの石垣。白黒猫のきょうだいが軒下の石垣の上でくつろいでいる。うちで昔飼ってた子にソックリだ。民宿ではない普通の家の庭は洗濯物の影に農機具が見え、なんとなく、実家に帰ってきたような錯覚を受ける。コンドイビーチも白黒猫が寝そべっている。猫だらけの島のようだ
しばしのんびりした後は宿に戻って夕食。ここでこの旅のベストメンバーともいうべき素晴らしい5人と出会うことになる。食事が終わった後に西桟橋で夕日を見に行くあたりからみんな少しずつ打ち解けてきたのだけど、宿に戻ってなんとなく宴会が始まるとわたしを入れて6人の個性がスパークした。ここで「やきそばちゃん」という栄光のニックネームをみんなからいただく。みんなで酔っぱらってなごみの塔に上ったり、女子の入浴タイムをはさんで星を見に行く。桟橋に向かう途中の蛍や、海の中にいる夜光虫を見ながらギャーギャー騒いでいたら肝心の空が曇ってきた。だけどしばらく粘って見えた星空は、今まで生きてきて初めて見る、本物の星空だった。天の川も生まれて初めてくっきりとしたものを見た。島の向こう側の、石垣島の明かりが逆光となって、木々のシルエットが浮かんでいる。映画に出てきそうな景色だ。コンタックスのRTSを持ってきたKさんのシャッター音が聞こえる。桟橋に寝ころんでしばらくお喋りをしていたけど、いつの間にかみんな静かに黙っている。流れ星、いくつ見たんだろう。今日知り合ったばかりの6人が、こうやって昔からの仲間みたいに一緒に星を見ている。奇跡のような夜だった。

2007.11.12
昨日飲んだ泡盛がなんとなく残っているような感じだけど、日の出の時間から撮影に出る。朝食後は西桟橋でのんびり撮影しつつぼんやり。朝の海は静かでまさにマリンブルーといった綺麗な色をしている
宿に戻ると宴会メンバー女子が「おやつの店 たきどぅん」で買ってきたポーポーを食べている。1ついただいたが黒糖味の沖縄クレープみたいなかんじ。それぞれ出掛けていたメンバーもパラパラと戻ってきて、5人でお昼を食べに出掛ける。みんなでソーキそばやら八重山そばやら縄文そばやらを食べていると、石垣の向こうに残る1人のYさんが。Yさん、最初にみんなが顔を合わせた夕食時は物静かでほとんど喋らなかったのだけどお酒でスイッチが入ったのか、宴会ではゲラゲラ笑うわ突っこむわで一番スパークしていた。6人揃ったところで「たきどぅん」のアイスキャンディーを食べ、コンドイビーチに向かう。その日はちょうど大潮で干潮になると沖に小さい島が現れるのだ。膝下くらいの浅さの海を渡って島に。いい大人6人が小学生に戻ったみたいに波と戯れたり、夢中でシャッターを切ったり思い思いに過ごす。歩いて宿に戻る途中、誰かが「小学生の頃の夏休みみたいだねぇ」と。両脇を低い木の茂る、舗装のところどころはげたでこぼこ道を歩いていると、本当に小学生時代にタイムスリップしたようで不思議だ。
宿に戻ってアドレスを交換。今夜泊まる新たなお客はヨーロッパ人と思しき家族3人、そして謎のヒッピー風の日本人のおじさん。一人残されるわたしはみんなに本気で心配される。「がんばってね〜」の声と共にみんなは港に出発。宿の看板の前で記念撮影をして見送る。
またひとりで集落をぐるぐる歩いて、雑貨屋なんかをひやかしたりしているうちに夕ご飯の時間。さっきのヨーロッパ人+謎のヒッピーのおじさんの他に、一人旅の女の子がいたようでホッとする。夕食後、ふたりでお喋りしているとヒッピーのおじさんがやってきて三線を弾こうとするのだが、チューニングがうまくいかず結局諦める。京都から来ていたという彼女を誘って星を見にゆく。前日よりもたくさん見えた。少しだけ夜風が冷たかった。

2007.11.13
朝一番に京都の彼女が出発してしまったので例の謎の外国人グループと朝ご飯。英語以外の言葉を喋っていたのはわかったけど、どこの国か想像もつかなかった。ヒッピーのおじさんによりオーストリア人と判明。ちっちゃい女の子の母親はむこうの大学で日本語を教えているそうだ。どうりでその人と、ヒッピーのパートナーらしい女の人は片言の日本語ができる訳だ。
今朝は自転車で今度はアイヤル浜へ。集落のはずれから浜までの距離は長い。自転車で一人、ハブが出たらどうしようと心細くなる。南国を思わせる不思議なシルエットの鳥や見たこともない蝶が飛んでいる。蝶たちがひらひらと、わたしの周りで舞いながらついてきてくれたお陰で寂しくなかった。浜に着くとどこからか「ニャー」と鳴き声。ヒッピーのような風貌の白黒長毛猫が出てきた。やたら人なつこくて、足下にすりすりと甘えてくる。島の東側に位置する浜は朝日を受けてキラキラ輝いていた。フェリーやらタンカーやら漁船が沖を走り、波照間島への飛行機が飛んでいるのが見える。チノパンの裾をまくり、靴のまま(クロックスなのだ)海に入る。しばし波とたわむれる。
一旦宿に戻って少し早めの昼食は「竹の子」にて八重山そば。ちょうど団体客がどっと押し寄せる前のいいタイミングでカウンターに座ることができた。スープがあっさりしていて美味しい。地図を眺めて、次はどこに行こうか考える。折角だから島を一周したいな。
まずは昨日行けなかったカイジ浜。星砂の浜だ。あまり観光地っぽいものに興味がないので、足だけ海に入ったり、木陰のベンチに座ってぼんやりしたり。ここの浜は猫がたくさんいる。定番の白黒や、猫村さんみたいなぶち猫、そしてさっきのヒッピー猫の兄弟みたいな白黒長毛種猫。こいつはあまり人間に触られたりするのが好きではないらしい。島一周の途中「喫茶ぐるくん」の前を通るとジャズが聞こえる。お店に入り、マンゴージュースをいただいた。中にはしっかりしたスピーカーが置かれていて、しっかりしたいい音を出していた。お店の人によると、わざわざここでジャズを聴くために島に来る人もいるということだった。なんにもない南の島でゆったりと聴くジャズは、この上ない贅沢。お店の人は、わたしの母親くらいの年齢と思われる女性が二人(たぶん姉妹かなにかなのだろう)と、そのどちらかの旦那さんと思われる男性が一人。下北沢か吉祥寺みたいな不思議な雰囲気だけど、よく考えるとここは東京から何千kmも離れた南の島。またこの島に来たら、その時は必ずここに来よう。
今度は島の東側に向かって進む。両脇にひたすら草をはむ牛を眺めつつゆるやかな下り坂を自転車で爆走。一気に下りきると港の岸壁に自転車を停め、行き交う船をぼーっと眺める。日差しは夏のように強い(もっとも夏場はこんなもんじゃ済まないくらい強いのだろうけど)。だいぶ日焼けしたな。なんだかほんとうに夏休みみたいだ。それからまた木々の間の田舎道を、島の西側に向かってひたすら走る。ひたすらペダルをこぐ、こぐ、こぐ・・・。安里屋ユンタの歌のモデルになったひとのお墓に立ち寄る。海の見える静かな場所だ。遠くに西表島が見える。明日はここの島を出ていくんだなぁ。
スタート地点に戻り、集落でお土産を買ったりパフェを食べたり。パフェは黒糖アイス・コーヒーゼリーにスライスしたバナナが添えられ上から黒蜜がかかっている。今回の旅で食べたアイスクリームのうち、まちがいなくここのが一番!この島のお店ってセンスが良かったり美味しかったりでかなりレベルが高い。11月で観光客が少ないからかもしれないけど、行列も無縁だし、ほんとうに居心地が良い。やばいな、こういうことからリピーターになってゆくのかな。。。
宿に戻り夕食を食べたあと、その晩泊まる人たちとまた星をみにゆく。東京から1泊2日の強行スケジュールで来た強者もいる。残念ながらその晩は、地元の人たちが桟橋でイカを釣っておりその灯りのせいで星をゆっくり見ることができなかった。風はほとんどなく、海も静かだ。明日は波照間まで無事に渡れるのだろうか…

« 乙女の金沢 | トップページ | 八重山にっき 石垣島編 »

コメント

沖縄時間
そんな言葉があるんだよね
それを表すような写真の数々
ハイビスカスをつけた牛さんも可愛いし
なによりmuroちゃんが楽しかった、リフレッシュできた感が物凄く伝わってきたよ
NYと同じく、沖縄の空も一緒に写ってて
凄く素敵です
私も行ってみたいけど・・・
でも行った気分になったよ

rosyちゃん
沖縄時間…
まさにそんな感じでした。島独特の時間が流れていたよ。
牛さんのお花は可愛かったけど、さすがに水牛車はかわいそうで乗れなかったなぁぁ。。。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/60608/17398895

この記事へのトラックバック一覧です: 八重山にっき 竹富島編:

« 乙女の金沢 | トップページ | 八重山にっき 石垣島編 »

instagram

  • Instagram

最近のトラックバック

無料ブログはココログ